FIELD OF ZERO

FIELD OF ZEROツアー2日目は授業や買い出しに挑戦!

カンボジアのまさと(masato_ogiwara)です。

この記事では、FIELD OF ZEROツアーの2日目の様子を紹介します。

2日目のスケジュールは朝の6時に出発し、プレイベン州へ農村体験とFIELD OF ZEROの現場を見てもらうという流れになっています。

今ではつばさ橋という橋があり川を渡るにも時間はかかりませんでしたが、当時はまだ橋が完成しておらず船に車やバイクを積んで渡るのが一般的でした。

カンボジア日本友好学園へ

川を渡って反対岸へ移動する様子

向こうに見える橋が役この1ヶ月後に開通するのでこの景色が見るのも残りわずかです。

移動中船から見える景色

川を渡るときには車から降りて風を感じたり、船上ではジュースとかも買えるので、この渡る時間をそれぞれ楽しみます。

移動中の参加者の様子 船に乗る参加者の岡田くんとまさと

車に揺られること約2時間。
プレイベン州に到着し、学校の前の食堂で朝ごはんをいただきます。

食堂の朝ごはん

一見質素に見えますが、味付けがしっかりされておりとてもおいしかったです。

これはカンボジアの名物でもある【バイサイチュルーク】と呼ばれる豚肉乗せごはんです。

今回のメインでもあるこのプレイベン州にはFIELD OF ZEROのメンバーでもあるコン・ブンティーさんが理事を務める【日本友好学園】へお邪魔させていただきました。

まずは校長先生にお会いし、学校を紹介していただくことに。

校長先生へご挨拶

この学校の生徒たちはみんなとてもしっかりしており、とても笑顔で気持ちよく受け入れてくれました。

カンボジアの子どもたちへの授業

カンボジアの学校に通う子供達

本来子どもたちへの日本語の授業は午後にしていたのですが、時間があるかということで早速授業をさせてもらうことに。

なおきくんは初めての授業、初めてのカンボジアの子供たちに戸惑いながらも、一生懸命子どもたちへ自分の好きな言葉についての授業をしてくれました。

授業をする参加者

なおきくんは【なんとかなる】という言葉について子どもたちへお話ししてくれました。

大変なことがあっても、目の前の問題から逃げなければ必ずなんとかなるものだというお話でした。

子どもたちはその様子を一生懸命聞いて、一つでも多くのことを学ぼうという姿勢で聞いてくれました。

カンボジア人に伝わるように通訳と一緒に授業をする様子

できるかどうかではなく、「やるか」・「やらないか」

 

今回の滞在で夜ご飯は日本友好学園の寮生の生徒たちと一緒に作って食べるという計画になっていたので、私たちで買い出しをさせていただきました。

初めは私も一緒に付き添っていたのですが、途中から必要ないと思いすべての買い物をクメール語が全くわからないなおきくん一人に任せることに。笑

ちなみに市場は英語がほとんど通じず、クメール語しか通じません。

その状況の中彼は一人でミッションを達成してきてくれました。

市場への買い出し 市場で買い出しにチャレンジ

カンボジアに到着してまだ間も無い状況で、リエルという現地通貨の計算もわからないまま、普通に考えたらできないと思うようなこともなんとかなる精神でなんとかやってくれました。

言葉がわからなくても一生懸命チャレンジする参加者

鶏肉を買うのに手こずるなおきくん。

この写真に写っているのは豚です。
いきなりカンボジアのどローカルにふれたことでカルチャーショックの連続のようでした。

短い時間にどんどん成長していく岡田くん

午後の授業の様子

市場からの買い出しに戻ると午後の授業です。

ここからはなおきくんが前もって考えてくれてきた内容を授業してもらいます。

初めは緊張していたなおきくんですが、回数を重ねることでだいぶ慣れてきました。

最初は伝えることで精一杯だったのが、最終的には質問に答えたり、もっとよく伝えようとアレンジも入れてくれました。

その授業の後には僕も彼自身もプレーヤーとして行ってきたソフトテニスの紹介をしてくれました。

この学校の子どもたちはソフトテニスを知らず、ピンポンと呼んでいました。

生まれて初めて見るボールに興奮し、みんなが私もやりたいと言わんばかりに交代しながらボール遊びをしていました。

ラケットの上で10回ボールをつくという遊びも全員でカウントをし、できたときにはみんなで喜び、失敗してしまった時にはみんなで応援し取り組んでいる様子に、言葉で言い表すことのできない何かを感じました。

初めてソフトテニスをするカンボジア人の生徒 ソフトテニスにチャレンジする男子生徒 みんなで交代でラケット使って遊ぶ様子

カンボジアに住み始めて間もなく2年が経ちます。

毎日のようにカルチャーショックや、新たな価値観に触れ続けることで、カンボジアからたくさんのことを学ばさせていただいています。

自分一人ではできる範囲は微力ですが、少しずつ恩返しをしていきたいと思います。

それはビジネスなのか、このFIELD OF ZEROの活動になるかわかりませんが、必ず返さないといけないと感じた瞬間でした。

ソフトテニスの授業をするまさと

いざ、農村へ

農村で子どもたちと交流

授業が終わった後は学校の近くにある農村へ訪れました。

日本人が来ることが珍しいようで多くの農民の方が集まってくれました。

最初は少ない人数で遊んでいるとぞろぞろと人が集まってきて、気づいたら周りには子どもから大人までたくさんの人が集まってくれていました。

みんなで交代交代にラケットを交換しながら楽しくラケット遊びをしました。

初めて握るラケットに興奮ぎみの子や、自分の背丈ほどしかない子がラケットを握り、ラケット遊びを楽しんでくれました。

初めてソフトテニスにチャレンジする子供達

やはり日本とは違い、カンボジアは学習率が高くなく、教育を受けられていない子どもたちも多いようです。

さまざまな問題を抱えながら、一生懸命に生きていると思うと、いかに自分が恵まれた環境の中生きてこれたかということを実感しました。

なおきくんは日本では味わえない感覚を感じてくれたようでした。

子どもたちと岡田くん

このあとは実際に FIELD OF ZEROの活動場所のテニスコート建設予定へ行きました。

今はまだテニスコートになる気配は全くありません。

テニスコート建設予定地

5月6日からここで第1回目の部活動がスタートが出来るようにこれから準備を進めていきます。

まさとと参加者の岡田くん

ちなみに夜ご飯は日本友好学園の生徒さんたちと一緒にBBQをしました。

レンガを積み、炭に火をつけ、その上に網を置いて焼くというワイルドな感じでやり、夜はそこに蚊帳を張って寝ました。

BBQの準備 学校の子供達と晩御飯 蚊帳をはって寝る様子

岡田くん、FIELD OF ZEROツアー、お疲れ様でした!