カンボジアのまさとです。
ぼくはちょうど3年前の11月、初めてカンボジアチームとして国際大会へ帯同しました。
その様子がこちら。
この大会をきっかけに自分を取り巻く環境がめまぐるしく変わったので、あれからもう3年も経ったのかという気持ちと、まだ3年しか経ってないのかという気持ちの半分半分で不思議な感じです。
ここまで継続することができたのは、応援してくださるみなさまのおかげです。本当にいつもありがとうございます。
本記事では、ぼくがカンボジアでソフトテニスの普及を3年間続けてきた結果、何を得たのか?どんな経験をしたのかについてまとめたいと思います。
この記事が今後ソフトテニスの海外普及に携わってみたいと思う人の参考になれば嬉しいです。
カンボジアでの普及活動がきっかけで得たもの
カンボジアでソフトテニスの海外普及を通じてぼくが得たものは、ほんとうにたくさんあります。
今回はその中でも特に知ってほしい3つを紹介します。
家族同然とも言えるカンボジア人の仲間ができた
(ぼくの誕生日の様子。毎年お祝いしてくれます)
今のカンボジアソフトテニス連盟のメンバーとは、発足当初の予算がまったくなく苦しい時代を共に乗り越えてきたこともあり、今では家族のようなかたい絆があります。
これまで数々の問題やトラブルに巻き込まれ、一度カンボジア連盟が解散しそうになってしまうような危機もありましたが、それを一緒に協力して乗り越えてきました。
それくらいたくさんの苦楽を共にしたこともあり、彼らはぼくが困っている時にはすぐに手を差し伸べてくれたり、いつも「お腹は空いてないか?」と気遣ってくれてご飯をご馳走してくれたりと、家族のようにぼくのことをいつも気にかけてくれています。
普通に過ごしていたら、きっとこれほどまでに現地の人たちと信頼関係を築くことなどできなかったし、外国なのに住みやすいと感じたり、帰りたいと感じるようなことはなかったと思います。
もはや今ではぼくにとって第二の故郷のような場所です。
国際大会がきっかけで世界中に仲間ができた
今では国際大会に20回弱いかせてもらっていることもあり、他の海外チームの選手や連盟の方々とも顔見知りになりました。
選手の入れ替わりは多少あるものの、他の国は日本のように選手自体の数が多くないため、だいたいいつも同じメンツが参加しており、いつも彼らに会えるのがぼくの国際大会の一つの楽しみにもなっています。
特にフィリピンチームの選手とは仲がいいこともあり、プライベートでフィリピンまで遊びに行って、ご家族やその友人と一緒に遊んだこともあるほどです。
このように、ソフトテニスを通じて世界中に友だちもできました。
ソフトテニスの未来を夢見る仲間と出会えた
海外普及を始めたことで、日本でソフトテニスの発展に取り組まれている方々との出会いもありました。
今では日本に帰るたびに会うことはもちろん、カンボジアにいるときにも定期的に連絡を取り合って常に情報交換をしています。
その中でも特に、ソフテニ姉さんこと本山ゆりさんと、顧問など!の作者であるしのとさんとはチームを組み、ソフトテニスの普及・発展のために日々いろいろなアイディアを出し合っています。
ソフトテニス普及活動を通じて経験したこと
ぼくはソフトテニスの普及活動をしたことで、普通では体験できないようなこともたくさん経験させてもらいました。
過去の戦友に国際大会で再会
ぼくが初めて国際大会へ帯同した2015年の世界選手権は、日本代表男子メンバーの半数以上が昔から知っているメンバーだったこともあり、国際大会という大舞台で再会できてとても嬉しかったです。
当時に関するツイートはこちら。
ちょうど3年前の今ごろ、ぼくは初めてカンボジアチームとして国際大会に参加しました。
当時はソフトテニス界から2年も離れていて、全然状況を知らなかったけど、同郷の小栗、同級生の増田、高校の後輩の船水兄弟とインドで再会したときは、こんな再会の仕方があるんだってめちゃくちゃ嬉しかったな〜 pic.twitter.com/MLkh6581OV
— 荻原雅斗@カンボジアでソフトテニスを教えている人🇰🇭 (@masato_ogiwara) 2018年11月28日
そんな昔から付き合いのある仲間たちと国際大会で再会できることが、ぼくのカンボジアチームを強化するモチベーションになっています。
いつかカンボジアチームとして彼らに勝ちたい!それがぼくの夢です。
いろいろな国へ行った
カンボジア代表コーチをやらせてもらっていることで、国際大会の度にいろいろな国へ連れて行ってもらえるようになりました。
これまで行った国の一覧はこちら。
いつも国際大会の移動では必ずなにかトラブルが起こるので、それも一つの楽しみになっています。笑
ソフマガさんや新聞に取材してもらえた
プレーヤー時代にはほとんど載ったことのないソフトテニスマガジンさんに取材をしていただいこともあります。
ぼくの活動は最初ほとんど誰にも知られないところからスタートしましたが、ソフトテニスマガジンさんでご紹介いただいたことがきっかけで、多くの方に活動を認知していただくきっかけになりました。
取材いただいた記事はこちら。
また、ソフトテニスマガジンポータルさんの方にも不定期連載で取材いただいており、カンボジアの普及活動はソフマガさん無しには語ることができません。
いつもありがとうございます!
ソフトテニスを通じて得たものはやっぱり仲間だった
これまでのカンボジアでのソフトテニス普及活動を振り返ると、ほんとうにたくさんの出会いに恵まれたと感じます。
これはプレーヤーをしているときにも感じていたことですが、ソフトテニスは仲間を作るための最高のツールです。
それはコーチになっても、カンボジアにいても一緒でした。
まだまだ今後もソフトテニスの普及活動を続けていきますが、これからも切磋琢磨した仲間が頑張っている姿に刺激をもらい、応援してくださる皆様に感謝しながら、海外での普及活動を頑張っていきたいと思います。
ソフトテニスを通じて広がっていく世界、新しい出会いがとても楽しみです!
これからもよろしくお願いします!