ソフトテニス

夏の大会を終えソフトテニス部を引退した中高生のみんなへ

カンボジアのまさと(masato_ogiwara)です。

僕のツイッターのフォロワーの半分くらいは中高生の人たちで、

中体連やインターハイ予選の季節ということもあり、ソフトテニス部を引退したということをつぶやいている人をよく目にします。

今日はそんな中学と高校でソフトテニスに区切りをつけた人たちに伝えたいことがあります。

ソフトテニスを続けることがすべてではない

みんなそれぞれ両親、兄弟、友達の影響とか、何かしらのきっかけがあってソフトテニスを始めたと思います。

きっかけは何であれ、中学3年の最後の夏の大会まで部活を頑張ったり、インターハイを目指すために、高校に入ってからも部活動を続けるということはとても素晴らしいことです。

一つのことをずっと続けることは本当に大変で、辛くて辞めたいと思うことがあっても、それを乗り越えてやってきたことは、大人になってからも忘れられない思い出になります。

しかし、中学3年間ソフトテニス部だったからといって、高校でもソフトテニスを続けなければいけないのかといえばそうではありません。

高校で3年間頑張ったから、大学でもソフトテニスを頑張らなきゃいけないなんてこともありません。

ソフトテニス以外にも面白いことはいっぱいあるし、自分が満足して区切りをつけられるのであれば、それは区切りのタイミングとしていいタイミングなのかもしれません。

僕は大学生活でソフトテニス人生に区切りをつけた”つもり”だった

僕は小学4年生からソフトテニスを始め、大学4年生までの12年間ソフトテニスプレイヤーとして、日々練習をしていました。

そんな現役生活に区切りをつけるきっかけとなったのはカンボジアへの就職でした。

カンボジアへ渡ることで、ソフトテニスとは一生関わることはないと思い、ラケットやユニホームなどのソフトテニス用具のほとんどは大学を卒業するときに後輩たちに譲り、僕は大学4年生でソフトテニス人生に区切りをつけました。

ソフトテニス人生はもう終わり。新しい人生をスタートさせる、そんな気持ちでカンボジアへ渡りました。

ソフトテニスは生涯スポーツ

しかし、今では色々なご縁があって、区切りをつけた時から約2年後にまたソフトテニスの場に戻ってくることになりました。

僕は区切りをつけてからの約2年間全くソフトテニスをすることもなければ、ソフトテニスの情報を得ることもありませんでした。

だけどまたこうして戻ってこられるのは、ソフトテニスが生涯スポーツとして続けられるものだからです。

適切な例えが思い浮かばないけれど、これが生涯スポーツではない競技であれば、再開したくても再開できないということだって有り得ます。

僕の場合はたった2年なので大したことないかもしれませんが、今のママさん世代では中学や高校で区切りをつけてから、大人になってまた再開する人も多いといいます。

ソフトテニス歴40年という活動歴をお持ちのけんやーんさんと、スポーツショップを経営されているナロさんがこのようなことをつぶやかれていました。

ソフトテニスに長年関わられているお二人だからこそ、小学生からシニアの方まで幅広い方を見てこられており、経験から出たお言葉だと思います。

だから中高生でソフトテニスをやめる、引退すると言って区切りをつけた人も、またやりたいと思ったときに戻ってこればいい。それがソフトテニスだから。

ソフトテニスを選んだことは本当に幸せなこと

僕は現役時代には特に感じることはありませんでしたが、実際にソフトテニスから数年離れて、また戻ってきたことで感じたことがあります。

それは数あるスポーツの中で、「ソフトテニスを選んだことは本当に幸せなこと」ということです。

きっと現役の人たちにとっては、「勝つ」こととか、「みんなで楽しむ」ことが大事だから考えることはないと思いますが、ソフトテニスほど、年齢を関係なく一緒に楽しめるスポーツはありません。

自分が子どもの頃、おじいちゃんと一緒にやったソフトテニスが、自分がおじいちゃんになったときに、自分の孫たちとまたできるなんて、そんな幸せなことないですよね。

何かの縁があってソフトテニスを始めた人は本当に幸せな人たちだと思うので、競技をやめたとしても、また10年後、20年後、30年後のいつかまたやりたいと思ったときに、いつでも戻ってきてね!