カンボジアのまさと(masato_ogiwara)です。
今回はカンボジアのソフトテニスチームがどのような環境で練習をさせてもらっているかの紹介をします。
テニスコートは国立競技場内にある
カンボジアソフトテニス連盟はカンボジアのオリンピック委員会に所属している連盟ということもあって、国立競技場(ナショナルオリンピックスタジアム)の施設を使うことができます。
これがナショナルオリンピックスタジアムのテニスコートです。
コンクリートのテニスコート
基本的には日曜日を除く、この4面で週6日間の午前中に練習をしています。
日本でソフトテニスをするときは大抵オムニコート(人工芝)かアンツーカーコート(土or赤土)でやるのが一般的ですが、カンボジアにはそのような立派なコートはなく、駐車場のようなコンクリートの上にラインを引いたテニスコートで練習をしています。
現在、国際大会はほとんどがハードコートなので、国際大会対策にはなりますが、明らかにコンクリートむき出しなので、ラケットを擦ったりすると、一発で思いっきり欠けてしまいます。
写真ではそこそこ綺麗に見えますが、ライン際はボコボコになっていたり、ネットはめちゃくちゃ低いで、テニスコートにはなっているものの、日本基準で言えば色々満たしていません。
このコート自体が、どれくらい前からあるのか分かりませんが、とてもひどい状態です。
変な話ですが、国立競技場内にあるテニスコートよりも、一般のホテルに併設されているテニスコートの方が綺麗です。
しかし、選手達はそれに関して何も文句を言わずに、この環境を使わせてもらえていることに感謝して毎日練習をしています。
2015年11月の世界選手権への出場実績が認められ、来月頭からこのコートの、本格的な改修工事をしてもらえることになりました。
インターナショナルスタンダードのテニスコートへ
ついにこのテニスコートも2016年4月から改修工事があり、インターナショナルスタンダードのテニスコートに生まれ変わります。
今まではコートの状況が悪すぎていたこともあって、近隣諸国を誘致することができませんでしたが、この新しいテニスコートが出来上がれば、近隣諸国を招待するだけでなく、国際大会の開催も検討できるほどの環境が整います。
新しいテニスコートの完成予想図はこちら。
いきなりレベルアップしすぎて、本当に完成するのか分からないレベルです。
もしこれが予定通りに完成した場合、間違いなくカンボジアで一番良いテニスコートになり、カンボジアのプロテニスプレーヤーよりも良い環境で練習できることになります。
このテニスコートの完成予定がおよそ7月過ぎ(納期遅れの多いカンボジアでは10月くらいになるかもしれません)で、カンボジアへの日本からのANAの直行便が就航するのが9月なので、日本の代表選手がカンボジアでプレーする日もそれほど遠くないのかもしれません。
カンボジアへの直行便ができたら
今ではまだどこかの国を経由してでないとカンボジアには来れません。
これからカンボジアへの直行便ができれば、多くの日本人がカンボジアを訪れるようになると思います。
これを機会に、ソフトテニスの要素を含めたカンボジアのツアーを作っているので、またSNSやブログで発表したいと思います。
1年前に計画したツアーはこちら。(2018年3月現在は中止)